二足のわらじ
一点突破かリスク分散か
人生に置いてリソースを一点に集中させて大成を目指すか、色々なものにまんべんなく手を出して気に入った進路を取っていくかって一大哲学テーマだけど、日本では競技スポーツだと一点突破型の方が大半ですよね。
海外だとそうでもない気がしますが。フィギュアスケートのネイサンとか。
将棋の世界は特にその傾向の強さを感じます。多くの競技スポーツは練習に使う体力に限界があるので一日中練習しているわけではないですが(野球のダルビッシュは1日2時間程度と言っていたような)、将棋もエネルギー将棋は多いとはいえ、そもそもプロ棋戦だって一日中やってますからね。
藤井竜王は高校を中退してから更に強くなった1年なんて言われますが、1日13時間勉強の永瀬王座軍曹が、藤井竜王はもっと努力しているとか言っていますからね…。
二足のわらじ棋士の調子
そんな中で二足のわらじ棋士、つまり他にやっていることがあるプロ棋士がいますが、私は応援したいです。そういう取り組み方もあってほしいという私の個人的願いもあります。
最近公認会計士資格を取った船江六段が叡王戦ベスト4進出ですね。船江六段といえば昨年のABEMAトーナメントで藤井竜王に一勝を上げた数少ない1人です。
将棋界への発展に欠かせないであろうAI研究者の谷合四段は順位戦で降級点を取ってしまいましたね…。棋王戦ではベスト8に進んだりしており大丈夫だと思うのですが、この順位戦降級からの引退のシステムは本当に恐ろしい…。
株主優待で有名な桐谷さんは引退後の人生が華々しいですが、色々なパターンがあったほうが多様性があってよいです(たぶん)。
二足のわらじ棋士は今後もどんどん出てきてほしいですし、活躍を期待しています。